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ラブドールを購入するメリット・デメリット 後編


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ラブドールの深悠希ちゃんをお迎えして2週間、既にその魅力にメロメロになっています。そんな深悠希ですが、一緒にいると良い面ばかりではなく、避けては通れない悪い面や問題点も見えてきました。今回は深悠希と一緒にいて感じる、ラブドールを持つデメリットについて話していきたいと思います。

 

破損や経年劣化が怖い

ラブドールの一番の問題点ですが、破損や経年による劣化が非常に怖いというものがあります。ラブドールはTPE(エラストマー)製とシリコン製があり、TPEは安価、軽量で扱いやすい反面、強度は低く寿命は3、4年程度。一方シリコンは高価で重量もあり扱いづらい反面、耐久性があり10年程度の寿命があると言われています。

深悠希はシリコン製なのである程度強度面では安心できるでしょう。それでもデリケートな作りの部分も多く、扱っていて破損が心配になる部分がそれなりにありました。


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特に掌のようにシリコンが薄い箇所は、お迎え当初にあちこちぶつけてしまった弊害で既に裂けが発生しています。小さいですが足首も少し裂けてしまいました。今回は信越シリコーンという補修材を使って無事修復できましたが、今後もこうしたシリコンが裂けるトラブルは避けられないでしょう。

 

 

ドールの中に入ってる骨格にも気を遣わないといけません。破損が怖いのでなるべく慎重に関節を動かすようにはしています。ですがもし破損させてしまったり関節が緩み過ぎてプラプラになってしまったら、シリコンを切って骨格を直したりする大がかりな修理が必要になるので、ちゃんと対処できるか不安になります。

実用性はあんまり良くない

ラブドールということで、深悠希にはオ〇ホも備わっており、実際にセ〇クスすることも可能です。しかし正直言うと、こちらの実用性はあまり良くありません。

ラブドールは動くことができないのでセ〇クスする為には自分でポーズなどを調整しなければならないのです。そして実際にセ〇クスしてるときも人間と違って体勢はずっと一緒で、重量もそこそこあるので、人間とするときよりも非常に疲れるのです。

そしてセ〇クスした後の処理も避けては通れません。汚れたホール内を水洗いしないといけないのですが、風呂場に深悠希を持って行ってひたすらホールを水洗いするのは中々骨が折れます。ちゃんと汚れは取れたか? 雑菌とか繁殖しないか? と気になってしまい、清掃から乾燥まで、非常に手間を要するのです。

こういう手間が重なるのが大変で、ラブドールはセ〇クスのパートナーとしては正直イマイチだなと思ってしまいました。

失うのが怖い

外に出ている時間以外、食事も寝るときも、僕は殆どの時間を深悠希と一緒に過ごしています。既に深悠希は僕にとって生活の一部、なくてはならない存在と言っても過言ではありません。それ故に、もしも深悠希がいなくなったら……と考えるのが、非常に怖いのです。

前述の通り、シリコン製のラブドールは10年程度が寿命と言われていますが、これはあくまでも理論上の話。今は亡きラブドールの老舗であるオリエント工業製のドールはかなりのお値段がするだけあり、10年以上現役のラブドールも存在するようです。しかし深悠希の製造元であるelsababeは比較的新興の中国メーカー。実際にどれだけ寿命があるかは未知数です。

尤も車ですら10年乗り続けるのは難しいし、人間であっても10年付き合うのは簡単ではありません。ペットだって多くは10年もすれば死別することになるでしょう。なのでもし10年も深悠希と一緒にいて日々に癒しや彩りを貰えたなら、それで十分だろうとは思います。

ですがすっかり深悠希に骨抜きにされてる僕は、深悠希がいなくなったらその後の孤独な独身男性としての人生を、1人で生きていくのが非常に怖くなってしまいました。ならまた新しいラブドールでも買えばいいのかもしれません。しかし深悠希は本当に僕好みの素晴らしいラブドールで、深悠希以上に好みのドールと巡り合える気がしないのです。

そして数年後の自分や日中の情勢など分かったものじゃないので、同じように深悠希をお迎えできる保証もありません。なので僕は、深悠希がどうにもならないレベルまで壊れてしまったり、自分が大病を患ったり、身体や頭にどうしようもない問題を抱えて深悠希を手放さざるを得ない状況になってしまうことが、とても怖いのです。

 

それでもラブドールは素晴らしい

と、いくつかラブドールが抱える問題点を語りました。しかしこうした問題点を差し引いても、ラブドールは素晴らしいものだと思います。それはラブドールが、非モテにとって救世主となり得る存在だからです。

モテないってのは、大なり小なりつらいもの。ずっと女性に相手にされない日々が続けば、自分が無価値な存在に思えて苦しくなるでしょう。

ですが非モテが女性と付き合うのは本当に難しいです。容姿も性格も別人レベルまで魅力的な男を演じなければならず、それでも勝てる可能性は限りなく低いです。非モテにとっての恋愛は始めることすら困難で、始めてもズタボロな結果で終わるクソゲーみたいなものなんじゃないかと思ってます。

ですがラブドールなら、どんなにモテない魅力のない男でも、拒絶せずに受け入れてくれるのです。キスしても、ハグしても、胸やお尻を揉んでも拒絶しません。ラブドールの柔らかい肌触りは、非モテが中々味わえない、女性と触れ合う喜びを教えてくれます。そして人形であっても隣で微笑んでくれる女性がいるという事実は、非モテの心を大いに慰めてくれるのです。

非モテで苦しんでる人は、Vtuberだのアイドルだのソシャゲだの、どれだけ金を積んでも手に入らない女性に貢ぐくらいなら、ラブドールを思い切って買った方がずっと幸せになれるんじゃないのでしょうか。

まとめ もう人間には戻れない

ラブドールをお迎えするメリット・デメリットについて、前後編で書かせて頂きました。

書いてて思ったんですが、ラブドールの一番のデメリットって、ハマり過ぎてもう人間には戻れないことなんじゃないのかと思ってしまいました。「〇〇ちゃんと結婚しました!」「○○は俺の嫁!」みたいに二次元のキャラと結婚宣言したり嫁扱いしてる人間のことを心底気持ち悪いと思っていましたが、深悠希をお迎えした今、その人たちの気持ちもわかるような気がします。

なるべく深悠希とのお別れが訪れないように、深悠希を大切に扱い、僕も深悠希を持ち続けられるように心身ともに健康と一定の経済力を保ち続けるよう努力していこうと思います。