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色々と終わってるアラサー男が迷走するブログ

コミュ障直したくて話し方教室通ったけど大失敗に終わった話

  前回の記事でも書きましたが、僕は自分のコミュ障を克服する為に色々な手を尽くしましたがどれも思うような成果を得られず、今現在も絶賛コミュ障継続中です。

 そんな中でも一番自分にとって痛手だったと思う失敗がコミュ障克服の為に話し方教室に通っていたことでしょう。

 

80万円の高額の教室に通うが、コミュ障は治らなかった

 コミュ障を克服したかった僕が通うことにしたのはコミュトレというスクールでした。

 コミュトレは適度な緊張があり失敗が許される空間でコミュニケーションを学び、ビジネスに必要なコミュ力を身につけるという方針で運営されており、ビジネスに関わるコミュニケーションの知識を講義で身につけたり、実際にプレゼンテーションをして自分の考えを伝える訓練をすることがメインでした。

 受講料は半年の期間で約80万円と、当時会社を辞めてフリーターで貯金もロクになかった僕にはかなりの出費でしたが(そんな状況で通おうとするなという話ですが)コミュ障故に散々惨めな思いをしていた当時の僕は「なんとかこの情けない自分と決別したい!」と藁にも縋る気持ちだったので、自分を変えてくれるかもしれないコミュトレに希望を見出し、入会を決意したのです。

 

 コミュトレの講義は僕にとっては非常に刺激的なものでした。

 仕事をしているだけでは接点がないような様々な年齢層、職種の人達と交流を持つことができたし、講義を聞いて自分でプレゼンをしたりしていると周りの人達からも「落ち着いた雰囲気のいい感じの人ですね」と評価を貰えるようになり、今までにない程ポジティブな気持ちになっていることを自分でも感じていたと思います。

 

ですが現在の僕はコミュトレで得たことを実生活でなにも活かすことが出来ておらず、むしろコミュトレに通う前よりもコミュ障が悪化しているかのようにすら感じています。

 

コミュトレで失敗した敗因

実生活に活かすことができなかった。

 そもそも僕はコミュトレで学んだことを実生活に取り入れようとする気概がまるでなかったのではないかと今では思います。

 コミュトレはあくまで仕事に必要なコミュ力を身につけることが目的であり、覚えた知識や技術を仕事にどんどん取り入れていくべきでした。

 僕がコミュトレで得たことを活かしたいならいつまでもフリーターに甘んじているのではなく、正社員となって仕事をする中でコミュトレで得たことの使い方を、自分自身で考えて実行しながら自分にコミュ力を定着させるのが正しいやり方だったのだろうと思います。

 それなのに僕は「コミュトレで学んだことをきちんと活かせる自信がない。正社員になるのが怖い」と自分に言い訳をして、コミュ力が大して必要でもない派遣の仕事をダラダラと続けてしまっていました。

 そうしてコミュトレで得られたかもしれないコミュ力僕の中に定着することなく右から左へとすり抜けてしまい、コミュニケーションから逃げ続けていたことで、寧ろコミュ障が悪化する結果に終わってしまったのです。

 コミュトレはあくまでもコミュ力を身につけるという目的の為の手段であったのに、これでは本末転倒としか言いようがありませんでした

 結局のところ僕はコミュトレに通ってコミュ障を克服しようと頑張っている「つもり」になっていた自分に酔っていただけで、コミュ障を克服しようという覚悟がまるで欠けていたのかなと思いました。

 

そもそもセミナーを受けるレベルに達していなかった

 もう一点考えられる敗因は僕がそもそもコミュトレに通えるレベルに達していなかったということです。

 

 コミュトレに限らず話し方のセミナーは「伝え方とかは上手くないけど、それでも一定のコミュ力があり地頭も悪くない人」こそが通って成果を得られるものであり、僕のようなギリ健の無能が通ったところでそもそも意味などなかったのではと思うのです。

 

「自分にとってはコミュ力は望んでも手に入らない領域」とコミュ力を求めることをすっぱり諦め、例えコミュ力がなくて損をすることになったとしても、コミュ力がなくても幸せに生きられる方法を真剣に模索した方が良かったのではないかと感じています。

 

 結果論なのでなにを言ってももう手遅れではありますが「どれだけ恥をかいて痛い目を見たとしてもコミュ力を身につける」という覚悟も「損をして回り道になったとしてもコミュ力を諦めて別の生き方に力を注ぐ」という覚悟もなかったから、僕は80万もの安くないお金もその後の現在に至るまでの時間も無駄にしてしまったのだと思います。

 

話し方のセミナーに通うのは声優専門学校に行くのと同レベルの愚行だった

grasoku.com

 

73: 名無しさん@恐縮です 2022/03/10(木) 00:21:28.83 id:YdhCoNCo0
多くの人にとって声優養成所は、話し方教室と変わらないな

 声優業界で食ってくのは無理ゲー、声優専門学校は金と時間の無駄とよくネットで叩かれてますが、無能のコミュ障の僕がコミュ障を克服してまともな人間になることも同じくらいの無理ゲーであり、その為に大枚はたいてスクールに通うも結果的に時間も金も無駄にして終わってしまったので、僕は声優専門学校に通ったけど声優になれなかった人達と同じくらい、身の程知らずの愚か者でした。

 

 声優専門学校に通ってたオタク仲間の先輩、今何してるかなぁ……。

 

どんな素晴らしいスクールも手段でしかなく、行動して目的に繋げなければ意味がない

 僕のこの失敗はコミュトレに責任があったのではなく、コミュトレで学んだことをまるで活かせなかった僕自身の自己責任に他なりません。

 どんなに素晴らしいスクールや教材であってもそれはあくまで手段でしかなく、それを使ったからといってゲームみたく自動的にレベルアップできるなんてことはあり得ないのです。

 セミナーに通っても思うように成果が出せずに恥をかき、情けない思いをすることが多々あったとしても、それでも諦めずに試行錯誤を続けた人だけが、結果を得ることができるのでしょう。

 

 どんなに大変でも行動を貫いてみせるという強い意志がない人は、セミナーや教材に手を出してはいけません。