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色々と終わってるアラサー男が迷走するブログ

発達障害を考える

 自分がADHDだと判明した訳ですが、前回の記事ではあまり書けなかったことをちょっと噛み砕いて書いていこうと思います

 

eijiutsudo.hatenablog.com

僕の発達障害としての傾向

言語能力が非常に高いが、言われていないことを観察や想像で補うのが難しい

 まず初めに、言語能力が非常に高いという診断結果が挙げられましたが、その割に僕は喋ることが壊滅的に下手糞です。

 恐らくこの言語能力というものは文章の読み書きは人並みにできるっていう程度のもので、ある程度時間をかけて考えてることを文章にするとか、講習などでテキストを読み上げるとかそういう能力は昔から問題なかったと思うのですが、台本のないような会話をすることは僕は壊滅的にダメダメでした。

 そして言われていないことを想像したりするのも難しいという点もぴたりと当てはまります。

「これくらい言わなくてもわかるだろ」という体で周りの人は指示を出して来ますが、普通の人なら何回かやってれば言われなくても自然と理解できるような仕事内容が何度やっても理解できないことが多々あります。

「見て分からないのか?」と上司や先輩は呆れますが見て分からないから困ってるんです。

 

よく見ようとしてるのに気づくことができず、複数のことを覚えておくのが難しい

「ものをなくしたりどこに置いたかを忘れてしまう」というのはADHDの傾向として挙げられやすいですが、僕もこれに当てはまり今まで仕事で紛失した道具は数知れず、家の鍵や携帯などの大事なものでもどこに置いたか分からなくなることは多々あり、置く場所を決めるようにしてもそもそも決まった場所に置くということを忘れてしまうということまである始末です。

「あれ取って来い」と指示されたとき目の前に置いてあるのに気づかずに探し回り「ありません」と言って「目の前にあるじゃねーか!」と怒られることも多いです。

 そして複数のことを覚えておくのも苦手で2つ以上のことを言われると頭がパンクして処理できなくなり、肝心な指示を聞き漏らしたり上記の想像力や観察力に乏しいという弱点と合わさって指示された内容とは全然違うことをしてしまったりしてしまうことも頻繁にあります。

 メモを取るようにすればある程度は対処できるもののメモの取り方も下手で肝心なところを見落としてしまってたりするのでそうなるとどうしようもありません

 

全体よりも部分に目が行きがちで、作業能力が低い

 作業能力が低く、一つ一つの動作が遅いという結果も出ましたが、これに対しては全体よりも部分に目が行きがちなことに原因があるようでした。

 仕事をしているときにどこか一か所に意識が向いてしまうとそこばかりが気になってしまって他の工程をすっぽかしてそこにばかり注力してしまうなんてことが多々あります。

 作業の全体の流れを考慮せず、ぶつ切りにした部分ばかりに目を向けてしまうので、一つ一つの仕事に時間がかかって停滞してしまうのでしょう。

 しかしそうして注力した箇所は実際にはそんな重要な箇所ではないことが殆どであり、むしろどうでもいい箇所にばかり目が向いて肝心なところを見ていなかったりするので、人より遅いのに出来も悪いという一番ダメなパターンの失敗を繰り返してしまっています。

 

発達障害は甘えか?

 自分がADHDだと分かったことで努力だけではどうにもならない点もあったんだなと安心した点はありますが、だからと言って自分が無能である現実には変わりはなく、本当にもう打つ手がないくらい努力したか? と言われると多分胸を張ってYesとは言えないでしょう。

 ADHDだからと言ってそれを免罪符に許して貰えるなんてことはなく、バカでも覚えられると言われるようなことを覚えられない僕のような人間はどの道使えない人間として冷たい目を向けられるのには変わりありません。

 いかに発達障害に理解のある人が「発達障害は甘えじゃない」と言ったとしても、世間一般からすれば「出来ないのは甘えだ」と冷ややかな目を向けられて、障害を言い訳に甘えている怠け者というレッテルを貼られて余計に追い込まれてしまうんじゃないかと思います。

 

 発達障害で仕事ができないとすれば自分の特性を理解した上で、得意ではなくても苦にならず続けられるような仕事を探すのも一つの手でしょう

local-manlife.com

 

 発達障害であったとしても、社会に受け入れられるように努力を続けなければならないのは、健常者と変わらないのでしょうね。